日本でも設備が整えば売れるかもしれませんね。
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Gogoroって何?
Gogoroとは台湾の会社のようです。
スマートフォンメーカーHTCの元幹部が立ち上げ、スマートスクーターと呼ばれる電動スクーターの開発とそれに用いるバッテリーのレンタルインフラを整えています。
エンジニアの多くはHTCからきており、出資金もHTCの会長からと言われているようですよ。
Smartscooterって何?
Smartscooterとは一言でいうならば電動スクーターのことです。
Gogoroが開発した電動のスクーターでして、最大の特徴は充電して走るのではなくバッテリーを交換して走るというものです。
2015年の夏から台湾で試験運用が開始されるようです。
1台あたりの価格は12万8千台湾ドル(約50万円)とのことで、バッテリーステーションの利用料と24時間対応のロードサービスが2年間ついての価格だそうです。
サブスクリプション(月額制)の場合は299~899台湾ドル(約1200~約3500円)となるようです。
性能はどうなの?
発表された性能を見る限り不満はなさそうです。
日本で多く見かける原付スクーターよりも快適かもしれませんよ。
時速50kmまでの加速に4.2秒、最高速は95km/hとのことです。
一度の充電で走行できる距離は160km程度とのことですので、日常の移動の足に使うにはかなり便利と言えそうですね。
スマートフォンのメーカーらしく、専用のアプリを入れることによりスクーターのディスプレイの色を変更したり、音を変更したりも出来るようです。
ですが、このアプリの良いところは近くのバッテリーステーションの検索や、バッテリーの予約が出来るようです。
複数の自己診断センサーがついており、10分毎に情報をアップデートして故障やメンテナンスの必要性を教えてくれるんだそうです。
スマートキーを採用しBluetoothとNFCの技術を使って起動し、クリック1つでロックをかけることも出来るようです。
置いた場所の情報なども取得出来るようで、非常に便利そうですね。
また、最近の車でも多いですが運転のアドバイスもしてくれるようでして、最大の航続距離を得られるような運転をアドバイスするようです。
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バッテリー交換ってどういうこと?
Gogoroの最大の特徴であるバッテリーの交換ですが、バッテリーステーションにてバッテリーの交換が可能なようです。
スクーターに充電を行うのではなく、バッテリーを取り外し新しいバッテリーと交換することで待ち時間なく充電が完了するということですね。
バッテリーステーションでは古いバッテリーを差し込むことにより、新しいバッテリーを取り出すことが出来る仕組みなんだそうで非常によく考えられていますね。
バッテリーの交換にかかる時間はおよそ6秒とのことですから、ガソリンを入れるよりも早いです。
先ほども書きましたが、アプリを利用して最寄りのバッテリーステーションを表示させたり、バッテリーの予約を行ったり出来るのが便利ですね。
しかし、欠点もありましてバッテリーの重さが9kgとのことです。
それが2つありますので交換の際には9kgを2回運ばなければならないんですね。
バッテリーには持ちやすいように取っ手がつけられているようですが、女性には少し大変な作業かもしれません。
お米に近い重量ですから、車体もバッテリーステーションもバッテリーを取り出しやすいような工夫が必要ですね。
台湾でもガソリンスタンドにバッテリーステーションを設置していくとのことですが、220Vの電力が得られれば設置が可能ということですので大型のショッピングセンターなどにも設置されるかもしれません。
総評
個人的にはかなりアリだと思います。
環境問題や騒音を考えると電動スクーターはかなり良いのですが、やはり航続距離や充電時間がネックになると思います。
Gogoroは約160kmの航続距離とのことですし、充電時間はどのくらいかかるのかわかりませんがバッテリー交換なら時間がかかりません。
更には自己診断機能による不具合箇所を教えてくれる機能だったり、バッテリーの予約機能だったりと非常に便利そうですよね。
問題はどのくらいインフラが進むかです。
普及するかどうかはここにかかっていると思われ、ガソリンスタンド並みに設備があるのであれば普及しそうな予感ですね。
日本では法律の問題など他にもクリアすべき問題があるかとは思いますが、導入されてインフラが整えば1台欲しいですね。
見た目もカッコいいですし、値段も50万円なら高過ぎるといったことはないかと思います(まぁ高いですが…)。
日本でも走っているのを見かける日がくるかもしれませんね。
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